カラオケとは?

 七世紀から十世紀の初めまで、中国は都を長安とする唐が治めていた。 この時、名門・乎(お)家で発達・伝承されたのが吼狼拳である。 吼狼拳は呼吸法にその極意があり、腹式呼吸法のため大声で歌うことを日々の訓練とした。 歌の上手い者は呼吸法が優れ、即ち吼狼拳の名手といわれ、 乎家では歌の上手い下手を競い合ったと記録にある。
 唐は当時最も栄えた国家で、人々の間にも様々な娯楽が生まれたが、 その中に乎家の歌唱訓練法も民衆に迎えられ、手軽な娯楽として親しまれたと言う。

 現代では唐時代の乎家ということから、「唐乎家」すなわち「カラオケ」と呼ばれている。 採点などで歌の上手い下手を競い合うのはその名残である。


民明書房刊『中国拳法修行大鑑』より
初版発行1999年2月19日


<|タイトルへ戻る ≪|トップへ戻る