14世紀のヨーロッパでは、中世のキリスト教中心の考えから、
ヒューマニズム思想へと文化の変化が見られた。
いわゆる文芸復興…ルネッサンス運動である。
ヒューマニズム思想とは、人間性を求めた思想であり、
『人間らしさ』を尊重し人間の能力を重んじる。
そして芸術・技術・運動など、
様々な分野で活躍する天才を理想とし、
そういう万能の天才を「万能人」と呼んだ。
そんな中、スコットランドの
グウタル・マッキャリオンも万能人を目指し、
あらゆる分野で学業を積んだ。
だが彼は怠け者で何事も長続きせず、
何一つとして突出するものがなかった。
万能人どころが何も出来ない彼は、
そのうち怠け者の代名詞となってしまった。
人々は一般に怠け癖のある人を彼の名にちなんで「グウタラー」と呼び、軽蔑した。
なお現在でもスコットランドの一部地域では怠けることをグウタルといい、
怠け者をグウタラーと呼ぶ。
日本語で怠け者を「ぐうたら」と言うのはこれが語源という説が有力である。
|