バインダーとは?

 中国では言うまでも無く漢字の発祥の地であり、 古来より物事を記録に残すということを行ってきた。 また書道という文化があることから分かるように、 庶民の間でも記録ということはごく一般的であった。 しかし昔から記録に使用されたのは巻物であり、 長文には向くが文章の整理には向いていなかった。 これに目をつけたのが馬允柁(ば・いんだ)であり、 巻物を長さ一尺程度に切り分け、 これを束ねて保管するという形態を取った。
 現在でもレポート用紙などを束ねる冊子をバインダーというのは、 彼にちなんでいるに他ならない。

 なお馬允柁はもの忘れがひどく、 バインダーそのものを忘れてしまうことがたびたびあったと言われる。 しかしながら 「バインダーを忘れたら、どうすれバインダー!」 と言ったりするのは、彼とは全く関係が無い。


民明書房刊『中国・書の歴史〜ずっといっ書』より
初版発行1999年7月12日


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