頭割りとは?

 手足はもちろん、頭を攻撃手段とした格闘技は数多い。 手刀や蹴りの演技(デモンストレーション)は「壜(ビン)切り」「板割り」などがあるが、 頭突きの演技にはその性質上、「瓦(カワラ)割り」が多く用いられてた。 もちろん瓦割りは手による突きの演技でも行われたため、頭突きでの瓦割りは特に「頭割り」と言われた。
 こういった演技は各道場などでたびたび行われ、練習の成果を見るための一種の指標にもなったという。 しかし木の板ならまだしも、瓦は安いものではなく、そうそう枚数を用意することは出来なかった。
 そこで演技をする門下生らは、この頭割りの演技のたび、少ない枚数を分けることになった。 頭割りをするということは、まず瓦を人数で等分配することだったのだ。

 このことから人数分に等分することを、「頭割りにする」と言うようになったという。


民明書房刊『格闘技の歴史〜煩場ヘッド』より
初版発行2005年1月25日


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